コンタクトレンズには普通に度入りで視力矯正に用いられるものの他に特に視力矯正を目的としないものもあります。これは眼に装着することで黒目を大きく見せたりあるいは黒目の色を変えたりすることが目的です。黒目を大きく見せる目的のものをサークルレンズ、黒目の色合いを変えることを目的とするものをカラーレンズと呼ぶことがあります。これらは基本的に度が入っておらず、純粋にファッション目的のものが多いですが、それでも眼に入れて使うものであることには十分に注意する必要があります。
今ではこのようなサークルレンズやカラーレンズも薬機法の規制を受けており、度入りのコンタクトと同じレベルの許認可を受けていないと製造や販売ができないようになっていますが、使うほうの意識はそこまでではないことがまだまだ多いのではないでしょうか。不適切に使用すると眼を傷めたり、視力を低下させたりする原因になりますからきちんと使用上の注意を守って使うことが大事です。というか、視力矯正の意味のないファッション目的のために自分の眼を危険にさらしているということもできますから、時と場合をよく考え、不必要には利用しないという意識を持つくらいで十分です。